「正しい発声」ってなんだろう,ちょっと考えてみた①入門編

「正しいフォーム」とは

あらゆる行為,例えばラケットを振ったりスパイクを撃ったりシュートを放ったりする走ったりする事において,他人に教わるときに「正しいフォームで」と言われるであろう.
しかしその「正しさ」の評価基準や評価方法はいずこにあるのか,私のこの質問に対して個人が持つ明確な見解を与えてれた指導者は,実際にはその一部であった.
現実においてはそれもその通りで,他人に「正しさ」を提示することにはかなりの責任が伴うから,下手なことなら言わない方が良いと考え慎重に言葉を選ぶのが賢明な指導者の在り方なんだろうなとは思う.

例えば一般的で大衆的なスポーツならばまだわかりやすいだろう,なぜなら多くの場合において(トップリーグの決勝のようなあまりに先鋭化された状況においては話が変わってくるが)基本的には勝つ方が上手く,その上下関係を生み出す上手さを生み出すための最低限の条件も研究が十分になされているし,その内容が「正しさ」を満たす情報として世に教本などの形で出回っている.
そしてもし指導者の質に上下があるとしても依然としてそのスポーツの界隈で研究されている内容はおおむね真実で公平である,本やインターネットを介してそういう正しさの情報に気軽に触れることが出来るのは現代人の特権だろうし,スポーツに携わりながらそれを活用しないのはあまりにもったいない.
ただし単一の情報源のみを鵜呑みにすることは憚られる.当然,様々な情報を摂取し統合的にまとめあげながら,時には自分で実践しその情報を集めて考え,自分にとって何が「正しい」のかを見極める作業が必要だろう.


行為の評価

そんな「正しさ」を追求する上で,先は主にスポーツについて話していたが,スポーツ以外にも「正しいフォーム」というのは存在する.
箸の持ち方,ペンの持ち方,歩き方,座り方,声の出し方,キーボードの打ち方,呼吸のやり方,咀嚼のし方,ピアノの弾き方,ギターの弾き方…まぁ楽器は一種スポーツのような要素はあるかもしれないが,日常生活で無意識下に行われる行動にも「正しいフォーム」を追求すればキリがない上にそういうことを意識しなくても生きてはいける類の行動だってたくさんある.

そう考えると,スポーツにおける「フォーム」が持つ「正しさ」の価値観で,他の動作における「フォーム」が持つ「正しさ」を推し量るというのは,なかなかに危険な行為ではないだろうか.
特にスポーツ経験者であったり論理主義者であったりする人々が日常において陥りがちなのが,「正しさ」に対する間違った執着である.妥協せよという話ではないものの,「正しいフォーム」に対する解を見出す方法を工夫しなければ,最悪の場合であれば何もかもを失ってしまう可能性すらある.

補足するが,この議論のマクロな主題は決して学術的な解法や思考法に値するor関するものではない,しかしミクロな思考においては常に適宜に学術的な情報を取り入れるべきである.今まで労力を割いて知恵を生産してくれた学術者に感謝しながらお目当ての資料を漁って活用するというのが,われわれ凡人ができる学術者への最低限の恩返しではないだろうか?
同時にこれから行われるものはあくまで生活や人生の知恵の一部として補助的に行為を選択するための個々の主観に依存する手順であって,得られる結果をどう扱うかは最終的に自己責任の決定に委ねられる上に,他人から見てそれは異常であると指摘されたりするかもしれないし,そういった指摘を受け入れるか受け入れないかの判断にもまた自己決定が要求される.

以降は,「フォームの正しさ」を推し量るための評価関数たる要素を少し考察してみようと思う.そしてこれら4つの評価関数を上手に活用するためには,先に言った通りの「調べ学習」の熱量と技能が要求されるだろう.
発声に関する話はまだまだ先になってしまうが,お付き合い願いたい…

体の機能を長持ちさせられること?

人間の体は究極的には消耗品であるが,その消耗の無駄を如何に減らし継続的に行為を実践できるようにするか,という観点である.
顕著な例で言えば関節や腱は使い続ければ変形したり消耗したりするし,視力や聴力は筋肉や感覚細胞の疲労や死亡によって機能が低下するし,粘膜だって強い乾燥状態や外来の気体液体への曝露によって傷む.場合によっては不可逆な破壊や機能不全に至ることもあり,そうなってはもう手遅れであり悔やんでも悔やみ切れないだろう.
そういった工夫があまりに杜撰であると若くして労災に至ったり生活習慣病を引き起こしたり,そのまま後遺症が残って死ぬまで苦労する.じゃあ早く死ねば良いのではとか言ってはいけない
医療のおかげで寿命が長くなった現代社会において,健やかに安上がりに老後を過ごすためには体の機能が確保されている方が有利であろう.

変な話,臓器や脳や心理すらも消耗品である.心的外傷や鬱病や依存症は臓器や脳や心理に不可逆的な変化と傷害をもたらす.ラットの実験からも分かる通りそれは脳が持つ機能の一種として発現するし,情緒を複雑化させた人間の宿命としてその変化の自覚や痛みというのは敏感に感じられてしまう.臓器と脳や心理の関連性は今後もっと良く解明されるだろうが,臓器に大規模な問題が発生すればいずれは投薬や外科手術を行わなければならないだろう.
鬱状態の経験者としてもっと言わせてもらえば,世の人間は鬱を少々舐めすぎではないかとすら思っている.TwitterやらのSNSのおかげでそういう人間の声がよく届くようになったとは思うが,人類全体で見れば鬱とは無縁であったり自分は鬱にならないと考えているか,自分は何ら依存症ではないと思い込んでいる人間の方がずっと多い.
幸い私個人は露骨な集団イジメを受けたことがなく集団イジメをした覚えもなく,アルコールもタバコもオクスリも一度たりとも摂取していないが…集団イジメは魂の殺人である・薬物やアルコールやタバコは体を破壊する・犯罪被害者とその遺族は手厚く支援されるべきである,というものは不可逆的破壊がもたらす損失の大きさからすれば至極真っ当な話だと思える.
それでもそうせざるを得ないような人格になったり環境に置かれたりするような人がいるというのは,非常に悲しいことであるが.

そう言えば私が音楽に手を出したのは,脳や心理の消耗を低減しようとしたという側面があるが,ここ2年の経験から得られたものは「作曲もそこそこ辛いんだなぁ」という感想であった.
(なおそれでも鬱状態にある時よりは何万倍もマシである,常に何かしらの進捗が生まれる上に自己表現もできてしまうボーナスステージなので.)

体の構造に対して合理性があること?

人によって体の構造は微妙に異なるうえ,前述の願いが叶わず構造に変形や損傷が発生しているかもしれない.それによって動作の得手不得手という要素が発生し,すなわち動作のフォームは前述の方針に添うべくして個人によって柔軟に変更されるべきである.
もちろんそれだけではなく,骨格や筋肉や内臓のありかたを踏まえた運動の力学を考慮したり,呼吸や心拍や代謝の機能を最大限に引き上げたりすることもまた歓迎されるべき努力の一つだ.
そしてその合理性を引き上げたければ.つまるところ柔軟や筋トレといった肉体の鍛錬が必要になる.そういう意味ではなんだって極めれば「スポーツ」になり得るのだろう.

パフォーマンスとしての評価が高いこと?

パフォーマンスの評価方法はモノによりけりだが,評価が高くなればそれに越した事はない,すなわちそのために正しいフォームを目指すというのは当然の考え方ではないだろうか.
もちろんどうしようもない個人差やそれにまつわる限界が存在するのは否応ない事実であるが,せっかく湧いてきた前向きな向上心を絶やすのはおおよそもったいない…

楽しいこと?

もちろん自分がやってて楽しくなければ意味がない.
例えばもし人類の到達点や極限値を目指すのであればそれは多大な苦痛が降りかかるだろうが,レクリエーションの類であっても競技の類であってもまずは心身ともに良い効果を得ることが大前提である.ただし身を粉にして表現する芸術もあるという見方をすれば,これは間違いなくただの甘い妄言だろう.

まとめ

  • 維持性
  • 合理性
  • パフォーマンス性
  • 楽しさ

最低でもこの程度の評価基準があるべきだと考えている.


「発声」という行為

先の四点の評価関数を用いる前に,「発声」という行為をどう捉えれば良いのかを整理しなければならない.
端的に言えば,声を出すという行為は人間にとってひどく原始的な行為であるのにも関わらず,それを向上させるには才能と努力を慎重かつ多大に投資しなければならないわけだが,それには以下のような理由があると考えられる.

大前提

もし発声や咽頭喉頭周りに関して重大で深刻な悩みがあるのであれば,専門の医療機関の医師の元で受診し,専門の資格持ちの先生に指導されるべきである,というか必ず絶対にそうして欲しい.
後述するが咽頭喉頭周りは繊細かつ複雑であり,そもそも素人が好き勝手に弄くり回して良い器官では決してないし,その上で発生は個人による癖がかなり付きやすい行為なので,悪化が始まると止める事は難しく取り返しがつかない状況になるリスクがある
もしくは問題の原因が出血,結節,肉腫,癌,もしくは心理的不安定等にある可能性もあり,それらに早く気づき治療を行う事は結果的に声を長持ちさせる事に繋がる.
最も大事なのは発声機能の保持であるので,発声機能そのものになんらかの問題を感じたら早急にSOSを出そう.

ちなみに歌手や声優やアナウンサー等の声で仕事を行う職人はよくクリニックに通っているらしい.もちろんメンテナンスや問題発生時の治療という側面もあるが,それがなくても自分の喉のことを追求するためにクリニックを訪問することすらあると…
実を言うと私も自分の喉を究明するべく一度は行ってみたいとは思っているが,こうもコロナの問題があると深刻な問題があるわけでもないのにリスクを取って外に出る事そのものが憚られてしまう…まぁしょうがないね…

発声はだいたい不随意運動であるということ

例えば声帯に直接関連する筋肉の多くは不随意筋なので,人間の発声は基本的に不随意運動であり,このせいで一般的なスポーツと同様に映像を見て発生を真似るというような行為は普通の人間には到底できない.
合理性の枠を引き上げるには一部の随意筋の動作をコントロールしつつ全体的に筋トレをかけてフォームを徐々に改善するしかなく,これに失敗するということはすなわち筋肉を痛めることになる.
そもそも随意筋であればコントロールできると言うわけでもなく,分類上は随意筋であってもコントロールが難しいものや,訓練しなければ意識して動かせないものだってある.

咽頭の構造が複雑であるということ

また咽頭は嚥下と呼吸が交互に行われる区間でもあり,そのために常に不随意筋が複雑に連動して動いている,私としては正直に言ってこれこそ人間の重大な欠陥構造の一つであると言いたいが…そういう意味では発声練習を行う事で咽頭の衰えを予防し誤嚥の予防や誤嚥時の悪化リスクの低減が期待できる.
つまるところこのような分野の研究はまさに医学や医術の舞台であり,発声とは直接の関連がなさそうに見えたとしてもそういう知識というのは持っていて損はないと思っている.

喉頭や口腔や鼻腔の響きが絡んでくるということ

声帯の振動によって原音を生むだけではなく,喉頭や口腔や鼻腔でその音を反響させる事で倍音特性を生み出し,ようやく人間の声が完成する.今まで喉頭の機能をメインに据えて話してきたが,喉頭だけではなく口腔の動きもまた重要であり,声質に限らず発音の良し悪しをも左右する.
つまり発声というのは複数の器官が緊密に正確に動いてようやく成し遂げらる非常に高度な動作である,そしてこれを鍛えるという行為が容易い事ではないのは一目瞭然であろう.

そもそもパーツが小さいということ

喉頭は全体的に小さい,声帯なんか女性で1.5cm男性で2cmほどしかないし,それに付随する筋肉もそれと同等の大きさである.
こんな小さな筋肉を不随意運動させ,それでいて強弱や音程や声質変えたりできるというあたり,人類が発声のためにどれほどの進化を繰り広げどれほどの情報リソースを割いて活動してきたか,察するのは簡単である.

パーツの形状に依存しているということ

喉頭咽頭はいくつかの軟骨でも構成されている,俗に言う喉仏とはその一種であるが,そういった軟骨の形は個人差がありまた決して楽に変えられるモノでもない.発声障害の改善や性転換に伴う高音化のためにメスを入れる事はある(そういう事を行う医療機関がある)が,プレートやケーブルを組み込んだり絶対安静の期間があったり抜糸に伴う再手術の必要があったり,決してハードルが低いわけではない.
同様に声帯やその周囲の筋肉も形状そのものを変える事は難しく,声の質は生まれつき決まっており変えるのはひどく大変である.口腔や鼻腔だって同じで,舌筋や表情筋や咽頭蓋や軟口蓋といった多数の要素が同時に作用している.
その点,声真似というか声帯模写は本当に凄いことをやっていて,そう言ったあらゆるパーツの配置を繊細に変えながら発声しているのである.私は声真似が全くできないが,声真似上手は歌が上手いとも言われたりするので,声真似にチャレンジしてみるのも良いかもしれない.
しかし本音を言えば,そういう性質や限界を適切に知った上で妥協点を設定することが,失敗しにくい効果的なトレーニングに繋がるのではないかなぁと…自分の声を受け入れるのもまた鍛錬の一つではないだろうか.

体全体が絡んでくるということ

声帯を振動させるのは息の流れであるが,その息をコントロールするのは肺であり,さらに肺の動きをコントロールするのは胸腔と腹腔の圧力差(俗に言う腹圧)であり,その腹圧を高めるためには胸筋腹筋背筋インナーマッスル等々が絡んでおり,最終的にその動作を決めるのは骨格の形状と身体の栄養状態である.
もし本気で発声するならば,まずはそういった要素を鑑みて自分の体質から変えていかなければならない.発声の鍛錬においてボディービルディングに通じる要素は数多あり,極めるならばやはり身体のトレーニングは避けられない問題だろう.

参考資料

発声練習,俗に言うボイトレをする前にこそ,まずは声に関する資料を読むべきである.インターネット大公開時代の今,多くの学術資料に無料でアクセスできてしまう,これを利用しない手はないだろう.
と言うことで,良さそうなものを以下に並べてみる.(随時に追記する.)

  • 喉頭解剖の基本
    • イラスト付きでよくわかる
    • イメージを掴むためにまず最初に読むべき
  • 喉頭の基礎知識
    • 神経支配についても書かれている
    • そう言えば「咽頭」は「口腔・鼻腔から気管・食道の分岐点」で「喉頭」は「喉仏のあたり」を指すので覚えておこう
  • 甲状被裂筋の組成から考える声帯の動き
    • 声帯の閉鎖に関わる内咽頭筋は,輪状甲状筋,後輪状披裂筋,外側輪状披裂筋,横披裂筋,披裂喉頭蓋筋,甲状披裂筋の6つである
    • 甲状被裂筋とは声帯靭帯に直接的に働きかける不随意筋である
    • その性質を年齢や性別ごとに追跡してみたというお話
    • 御遺体から声帯の筋肉を採取して断面を観察した
    • 実は組成や質には性差や年齢差が少なかった
  • 内咽頭筋の働きと声門の形状の観察
    • どうやって咽頭で声が発生しているかを観察する
    • 御遺体から声帯部位を切り取り,内咽頭筋による力と類似する力を外力として加え,どのように変形するのかを調査した
    • 完全に脱力した位置(屍位って呼ぶらしい)を基準にして形状を測定
    • やっぱり個人差や性差があったりした
    • 6つの内咽頭筋の動作について詳細に書かれているので読む価値はとても高いと思う
  • 声帯振動の基礎
    • 実際に声帯が振動する物理的な現象に関する解説
    • 咽頭内部のフォルマントも取り扱う
    • 地味の地声や裏声の原理にも言及がある
    • 声帯の物性.咽頭軟骨の運動,輪状甲状筋の働きに関しては知っておいた方がいい
  • 呼吸機能,横隔膜,体幹の関係
    • どんな筋肉を使うのかイラスト付きでわかりやすく解説
    • 運動力学チックではあるが…
  • 解剖詳細名鑑
    • えっコレをタダで見ていいんですか!?ってレベルですごい
    • 無断転載されてる画像をチェックするとここのものだったというケースが多発している
    • 内容がガッチガチの解剖学っぽいだけに恐れ入るんですが,もし何かわからないことがあれば最終的にコレを見るのが最適解だと思われます
  • 音声外科入門
    • 手術前にこれを読んどけと言えるレベルの詳細さを誇る
    • マイナーな知識もあって読んでて楽しい
    • 下手な知識に惑わされるくらいならこれを頼ってくれ…
  • 医学ガチ勢の方による手記
    • 阪大医学部卒の開業医(既に引退済み)の御方による手記
    • 歌声の発生に関する基礎的なことはほぼ全てを網羅されている
    • 参考文献数があまりにガチな上に執筆姿勢もあまりにガチなので,これを見つけた瞬間にこの記事の続きの匙を投げようかと思ったレベル
      • でも抱いた感想が私と同じだったのでなんか親近感が勝手に湧いた
    • 1996年開設の個人ブログなので存在そのものが貴重(確信)

まとめ

  • 異常を感じたら素直に医療にSOS
  • 発声はとにかく繊細で複雑で難解
  • 本気でやるならまず体づくりから
  • それでも自分が生まれ持った声をある程度に受け入れる器量は必要
  • 試しに資料は読んでみよう,発声に対する熱意があるならスラスラ読めるはずだやだちょっとこれアカハラみたいじゃん

「発声」へのアプローチ

以上の内容を全て踏まえて,どのように発声に対してアプローチを行うべきかをまとめてみる.

維持性

  • まずは障害の回避を第一に心がける
    • もし障害に見舞われたら医療にSOSを出す
  • 適度に発生を鍛えることで発声の機能に限らず健康の維持にもつながる
  • 結局のところ専門家による指導がやはり望ましい
    • 自分でやった時に,悪いくせ
  • それでも体が消耗品である事は常に頭に入れておく
  • 酒とタバコは控えような?頼むから
  • それでも身を粉にして表現することを目指すならもはや維持性は問いません,思う存分に体をぶっ壊しながら自己を表現してください

合理性

  • 生まれ持った形質に対してはある程度の妥協点を見出す
  • 決して維持性を阻害しない
  • もしやるなら体づくりから考えなければ,良い声の土台は作れない
  • 体の器官の機能と相互作用を知っておく
    • 随意運動か不随意運動か,どのパーツが動くのか,etc…
    • 骨,軟骨,靭帯の機能も地味に大事
  • 目的や理想をあらかじめ見出しておく
    • どこをどう鍛えたいかを考える
    • そして維持性と相談すること,無謀な結果を得ようとはしないこと

パフォーマンス性

  • 十分に体を動かす機会を設ける
    • 代謝が上がればエネルギー供給環境も増えて運動状態が向上する
    • 持久力が上がれば長時間の歌唱や談話が楽になる
  • 適度な声量で喋ったり歌ったりする機会を増やす
    • どんなパーツも使わなければ育たないのは事実
    • 今まで物静かだった人でも鍛え始めれば改善される
  • 感情豊かに発声する

楽しさ

  • やはり表情や声色の種類を豊かにすることで発声の鍛錬にもつながる
  • 下手さを気にしてはいけない
    • 下手さを嘲笑う奴は私が許さない,というかみんな許さないで欲しい
    • 不器用かどうかはまずやってみなければわからない
      • むしろ不随意筋のトレーニングって器用さがあまり関係しないので
    • 能力に個人差こそあれ,誰だって初心者からのスタート
  • でも 調子に乗って使わない部位をいきなり使い潰すのはやめよう

次回②

まずは内喉頭筋について扱いたいと思うが・・・